“日本に来て本当によかった、そう思ってもらえるように…。”
「一介の主婦にだって何かできることがあるはず…」との思いから始めたボランティア活動。
それがNPO法人『Lotus Works(ロータスワークス)』のスタートでした。縁あってベトナムで7年間、日本語教師として教壇に立った経験があります。その間、公私にわたってベトナムという国、そしてかの地に暮らす人たちには、ひとかたならぬお世話になりました。帰国してからは、彼らの交誼に少しでも恩返しがしたいとの思いを募らせ、2014年、NPO法人『Lotus Works』を立ち上げ、始めたのがベトナム人技能実習生に向けての日本語教育ボランティア活動でした。
国内外のボランティア講師たち(約87名)の献身的なお力添えと、あたたかいエールを送り続けてくださる支援者の方々に背中を押していただき、これまでに387名以上(2024年1月現在)のベトナム人の技能実習生たちが私たちの教え子となり、日本語能力検定試験(JLPT)において、希望するレベルに数多くの合格者を排出してきました。
『Lotus』とはハスの意。ベトナムの国花でもあります。ハスの根=蓮根には、多数の穴が空いていることから「先が見通せる」ことに通じて縁起が良いとされています。
日々の就労に追われる若い技能実習生たち。私たち『Lotus Works』の活動が、春秋に富む技能実習生たちの一隅を照らし、彼らの明るい未来を覗き見ることができましたら…、本望です。